住宅コラム

北国の住宅

手入れ編

最近では、北方型住宅などの高耐久住宅の耐用年数は30年とも50年とも言われています。昔に比べるとかなり長くなりましたが、完成時以降の維持管理によっては大きな差が出てきます。「専門家ではないからわからない」と言わずに、あなたの大切な財産は自分自身の手でしっかり守りましょう。維持管理というと難しく聞こえるかもしれませんが、たいていの場合は目視で充分です。

外壁編

木造住宅の外壁材には防火サイディングがよく用いられますが、一般的な横張りサイディングではどうしても継目が発生します。通常はコーキングを施工することで継目処理をしていて、そのコーキングが経年変化により硬化・収縮し、割れや隙間が生じます。部分的なひび割れはそのつどシーリングし、全体的なひび割れの場合は新たにコーキングを打ち直して下さい。目安としては目地の点検が3~5年、打ち直しが5~10年程度です。
汚れが目立ってきたら水洗いをして下さい。特に換気扇のまわりなどは汚れがちなので、中性洗剤をお湯で薄めたものをスポンジにつけ、壁面を磨きます。後で洗剤分を水で洗い流して下さい。放置しておくと落ちにくくなりますので、1~2年毎に行って下さい。
外壁材の塗料は、短期間で剥がれたり変色したりすることはありませんが、石油系のものや薬品類がかかったり、水のかかりやすいところでの凍結融解、衝撃などにより剥がれたり変色したりします。この場合には塗り替えをしますが、その時に注意することは、塗料の浮いている部分があった場合にはケレンという作業が必要になるということです。この作業を充分に行わなければ、塗り替えても長持ちしませんので注意して下さい。また、サイディングやモルタルなどには合成樹脂エナメル系塗料が適していますが、既存塗料の種類や表面の状況によって、塗料・下地処理材・処理方法が変わりますので、施工業者と十分な打ち合わせが必要です。美観上の目安としては、5~10年程度です。

屋根編

木造住宅の外壁材には防火サイディングがよく用いられますが、一般的な横張りサイディングではどうしても継目が発生します。通常はコーキングを施工することで継目処理をしていて、そのコーキングが経年変化により硬化・収縮し、割れや隙間が生じます。部分的なひび割れはそのつどシーリングし、全体的なひび割れの場合は新たにコーキングを打ち直して下さい。目安としては目地の点検が3~5年、打ち直しが5~10年程度です。
汚れが目立ってきたら水洗いをして下さい。特に換気扇のまわりなどは汚れがちなので、中性洗剤をお湯で薄めたものをスポンジにつけ、壁面を磨きます。後で洗剤分を水で洗い流して下さい。放置しておくと落ちにくくなりますので、1~2年毎に行って下さい。
外壁材の塗料は、短期間で剥がれたり変色したりすることはありませんが、石油系のものや薬品類がかかったり、水のかかりやすいところでの凍結融解、衝撃などにより剥がれたり変色したりします。この場合には塗り替えをしますが、その時に注意することは、塗料の浮いている部分があった場合にはケレンという作業が必要になるということです。この作業を充分に行わなければ、塗り替えても長持ちしませんので注意して下さい。また、サイディングやモルタルなどには合成樹脂エナメル系塗料が適していますが、既存塗料の種類や表面の状況によって、塗料・下地処理材・処理方法が変わりますので、施工業者と十分な打ち合わせが必要です。美観上の目安としては、5~10年程度です。

外部に面する開口部は、屋内外の温湿度差により建具のそり・建付不良・作動不良等が発生しやすい部位です。枠のゆがみ、蝶番の磨耗、ビスの緩みなど点検が必要です。 サッシを快適に使うためには、下枠の溝に溜まったゴミやほこりを常に清掃しておくことと、ビスの緩みは常に閉め直しておくことが大切です。また、冬季間に室内側のガラス面がくもったり水滴がつくことがありますので、雑巾で時々拭き取って下さい。
網戸は必要な季節だけ使用し、冬季間は外すようにして下さい。網戸がすぐに外れる時には、網戸側面にハズレ止めビースがついていますので、ドライバーで高さを調整して下さい。また、網戸の建付が悪くなったら、網戸の縦枠の下に戸車調整ビスがついていますので、ドライバーで回して戸車調整して下さい。建具の開閉不能・破損・施錠不能の場合には、専門業者の点検が必要です。

内装編

内装材は建物内部の下地材・造作材の乾燥収縮により、材料が変質・変形し、割れ・反り・隙間・きしみが発生するものと、仕上材そのもののが汚れたり傷付いたりするものとがあります。前述の場合は専門業者の点検が必要ですが、後述の場合は早め早めの手入れが肝心です。放置しておくと処理がしずらくなり、手間がかかってしまいます。それぞれの仕上材にあった手入れの仕方をして下さい。

床

カーペット こまめに掃除機をかけ、その後はカーペットローラーを使うと効果的です。
木質床、緑甲板 水拭きは避け、ゴミやほこりを掃除機でとり、から拭きで汚れを拭き取ります。2~3ヶ月に一度のワックスがけが長持ちのコツです。材質にあったワックスを使用。
長尺塩ビシート 固く絞った雑巾で拭き、汚れが目立つ場合は、お湯で薄めた中性洗剤で拭き取ります。火に弱いので十分注意し、シンナーなどの溶剤の使用は避けて下さい。
畳 普段はから拭きし、虫干しは必ず畳を裏返して行って下さい。畳表は直射日光を当てると黄変します。

床

ビニールクロス 直射日光や火・熱によって変色することがあります。手垢汚れは消しゴムで落とせますが、汚れの目立つ場合にはお湯で薄めた中性洗剤で落としてください。
布、紙クロス ナイロン製のはたきを使えば、静電気でほこりは取れます。汚れの目立つ部分は、歯ブラシで軽くたたくようにこすって下さい。
陶器質タイル 風呂用洗剤で汚れを落とします。クレンザーやスチールたわしは使用しないで下さい。タイルの表面を傷付け、つやもなくしてしまいます。

油類 油でよく拭き取り、洗剤入りの温水で拭き上げる
血液 アンモニア水でこすり、水でよく拭き取る。
ペンキ ペンキの種類を確かめて、市販の薄め液の使用方法で処理する。

※その他、床柱についたキズには、濡れタオルをあててその上からアイロンをかけると、ほとんど目立たなくなります。

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